新規事業チェックシート
新規事業の成功確率は一般に考えられているよりも低く、50%以下であると弊社では考えております。 残念ながら、新規事業を100%成功させる秘訣はないでしょう。しかし、弊社のコンサルタントが多くの新規事業に携わってきて、 失敗しやすい「罠」ともいうべきパターンや、 成功率を向上させるためにどうしても押さえておくべきポイントなどがあるということは言えます。 その罠やポイントが事前に分かれば、失敗の芽を事前に摘み、 成功確率を上げることは可能だと考えます。
このたび、そのエッセンスを「新規事業チェックシート」としてまとめました。 御社の新規事業の検討や、社内の勉強会などでご活用ください。
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[1] 新規事業の目的設定
新規事業の目的が曖昧であったら、どれだけリソースに恵まれようとも、その成功確率は非常に低いものになってしまいます。 努力すべき方向性が分からなかったり、社内で足を引っ張りあったりしてしまうことにもなりかねません。 具体的に新規事業開発をはじめる前に、自社にとっての新規事業の目的を明確にし、社内での共有化を徹底しましょう。
新規事業の目的は何か?
※以下は、「目的」の例です(あらゆるケースを網羅するものではありません)
- 本業の重心移動
本業の衰退等を想定し、将来のメインビジネスの入れ替えを前提とした立ち上げ - 本業の周辺強化
付加的売上獲得、シェア維持等のために本業周辺のビジネスを生み出していく - 未来を担うビジネスの展開
将来的に拡大が想定される市場への参入 - 他社のキャッチアップ
競争戦略上の理由による、他社と同様なビジネスの展開 - 新規市場の探索
潜在市場に対し、市場性を探索する目的での展開 - イメージ上のフラッグシップとしての展開
環境ビジネスなど、自社のイメージアップのためのビジネス展開 - 教育・研修目的での展開
幹部候補の育成など
目的は、正しく規定されているか?
チャートなどによる抽象的規定ではなく、文章で明確に規定されているか? |
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優先度の高いものを中心に、シンプルに規定されているか? |
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新規事業に関係する全メンバーに、規定された目的が共有されているか? |
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[2] 新規事業の選定基準
新規事業の利益率や意義などが優れていても自社に適合しなければ、やらない方がよかったということにもなりかねません。 自社の基準に合った新規事業を選定しましょう。
選定基準との整合性は取れているか?
新規事業の条件と合致しているか?
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自社で調達可能なリソースと合致しているか? |
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投資規模は適切か? |
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進出する市場の成長性はあるか? |
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参入障壁は高いか? |
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付加価値は高いか? |
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自社システム、企業文化との適合性は高いか? |
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企業が成功しやすいビジネスか? |
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[3] 新規事業の体制・運営状況
新規事業の成功確率を上げるには、既存事業とは異なる考え方でバックアップする必要があります。 特に、新規事業を既存事業の枠組みで縛ってしまわないように留意しましょう。
新規事業を実行するための体制は整っているか?
新規事業メンバーは専任となっているか? |
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新規事業メンバーは、社内の一軍がアサインされているか? |
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新規事業がうまくいかなかった場合も、参加メンバーのキャリアにネガティブな影響が出ないような配慮がされているか?(解散後は元の部署に戻れる、など) |
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新規事業成功時のインセンティブ制度はあるか? |
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新規事業は場所、組織等において、既存ビジネスのラインと物理的、文化的に隔離できているか?(別会社化など) |
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新規事業の意思決定は、多数決ではなく、少人数で決定できるシンプルな構造となっているか? |
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新規事業の資金計画は、本体の業績や、役員交代等による短期的な影響を受けない独立性を保っているか? |
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新規事業の評価基準は、(既存事業用の転用ではなく)新規事業用のものとなっているか?
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[4] 新規事業の成功・失敗の定義づけ
一般に新規事業は、その不確実性を前提として、企業の限られたリソースを投入されます。 新規事業を投資として考えた場合、そのリターンを評価し、場合によっては撤退(損切りし、リソースを他の案件に振り直す)も検討しなくてはなりません。 新規事業を開始する前に、こういった事業投資としての判断ルールを明確にしておきましょう。
事業投資としての判断ルールは明確か?
成功・失敗の定義づけはあるか?
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失敗時の撤退ルールはあるか? |
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